2024年9月27日(金)・28日(土)に開催された「六本木アートナイト2024」に、コミュニティ専用オウンドプラットフォーム「OSIRO」を導入しコミュニティを運営する「新種のimmigrations」から生まれたバンド「 新種のImmigrationsB 」が出演しました。 「踊れる朗読、やさしいノイズ。」を掲げ、「新種のimmigrations」を主宰する遠山正道氏のポエトリーリーディングをベースとした楽曲制作は徐々に注目を集め、2024年1月に楽曲の初配信が行われて以降、同年5月には音楽フェス「GROOVETUBE FES.’24」や7月に1stアルバムをリリースするなど、目まぐるしい勢いで活動の幅を広げています。 今回は、楽曲・活動ともに異色な「新種のバンド」、新種のImmigrationsBの六本木アートナイトでのライブの模様をレポートします。
新種のimmigrations Soup Stock Tokyo、PASS THE BATON、giraffeなどを展開する遠山正道氏が2020年に立ち上げた新事業。サブスク型の幸せ拡充再分配コミュニティ「新種のimmigrations」(通称:イミグレ)として運営。コミュニティを一つの「国のようなもの」と位置付け、月1万円の住民税(会費)を出して集まる『賢き朗らかでユニークな住人(会員)』同士のブレストから、新たなプロジェクトの創出を応援。イミグレ内外のプロジェクトやアーティスト等に対し、会費を用いた少額投資なども行う。さらに、代官山の共同スタジオや、都会から少し離れた良き”場”を、仕事やつながりや休息のために共有している。自律した経済と幸せの新しいカタチを希求する取り組みとして、長の遠山氏を含めた住人たちが活動している。https://immgr.site/about
急速に注目を集める異色のバンドが生み出す”新種の音楽体験”
新種のImmigrationsBの出演は9月27日夜(18:00〜18:30、19:00〜19:30)。六本木はあいにくの雨天でしたが、2回目の開演となる19:00前には会場となる六本木ヒルズノースタワー前に多数の人が集まり、熱気を帯びた空間が立ち上がっていました。
DSC07464.jpeg 1.26 MB 開演後、その熱量はさらに高まりを見せ、通路に溢れたオーディエンスを警備スタッフが整理に動くほどの状態になるほどの盛り上がりを見せました。
DSC07387.jpeg 1.45 MB 2023年10月に結成。活動開始からもうすぐ1年のバンドながら、新種のImmigrationsBは急速に注目を集める異色のバンドとなりつつあります。遠山氏のポエトリーリーディングを主体としながらも、ノイズと疾走感のあるギターサウンドとテルミン(※)の浮遊感が調和する独特な世界観に、六本木の一角が包み込まれていました。
※テルミン:1920年に発明された「世界最古の電子楽器」。楽器本体に触らずに音を奏でることが特徴で、垂直・水平方向に伸びた2本のアンテナにより音程と音量をコントロールする
「ギタリスト&ドラマー親子」「テルミン奏者」......。コミュニティ主宰者・遠山正道氏を中心に集う多彩な才能たち
遠山正道氏(ポエム) 株式会社スマイルズ 代表 株式会社 The Chain Museum 代表取締役 1962年東京生まれ。慶應義塾大学卒、三菱商事を経て2000年株式会社スマイルズ代表。「Soup Stock Tokyo」、「PASS THE BATON」、「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」などを展開。その他「The Chain Museum」、「Art Sticker」「新種のimmigrations」、女子美術大学教授、東京ビエンナーレなどでは作家として活動。YouTube「新種の老人」は撮影/編集/音楽を一人で行い小さな表現活動を継続している。 https://www.instagram.com/masatoyama/
澤田知子氏(ギター) 90年代後半より「箱庭ひとりバンド」comorevi-ButtEr fLyとして宅録およびソロ活動を開始。Kim Deal(the Breeders/the Amps/Pixies)に誘われ来日公演のオープニングアクトを行ったことをキッカケに、その後はバンド編成となる。またシュノーケルズというインディーロックバンドにも並行して参加し、ギターボーカルを担当した。2004年、アメリカ・シカゴへ移住しcomorevi-ButtEr fLyのライブ活動を拡大させる。並行して友人のPeter率いるDrool Anatomyにもギター担当で参加した。2017年には三浦真樹(静香/割礼/裸のラリーズ/etc)と共に即興バンド273秒を結成。ギターとボイスを担当した。シカゴでの仕事で接点のあったレコーディングエンジニアSteve Albiniの所有するスタジオelectrical audioでのレコーディングとアナログレコード作成を企画し、Steveからも良い返事をもらっていたが諸事情により断念。以降は音楽活動を控えていた。2023年、新種のImmigrationsBへ参加する。
澤田アンドレ詩生氏(ドラム) ※六本木アートナイトではギターとして出演 アメリカ・シカゴのNorthwestern Memorial Hospitalで誕生時、主治医が遅刻し、いつ生まれてもおかしくない状態で4時間以上ひとりで待たされていた母が「こんなときはうたうしかない、うたお!」と開き直った結果、ミドルネームを詩生(うたお)と命名された高校1年生。ファーストネームのアンドレには、OutkastのAndre 3000のようにいろんな楽器が演奏できる人間になってほしいという願いが含まれていたためか、変拍子ドラムと変則チューニングギターを演奏するようになり今に至る。ドラマーのASA-CHANGによる個人レッスンをときどき受けていた。
街角マチコ氏(テルミン) 映画「テルミン」に感銘を受け、竹内正実氏に師事。2005年、自身の教室「テルミン大学」開校。数えたことはないけれど、これまでの生徒さんは1000人以上。10周年記念「全日本テルミンフェス」(名誉会長・片桐仁氏)開催。様々なアーティストとのコラボレーションが、大きな反響を呼ぶ。教室で、楽器としての可能性を追求するライブで、テルミンの楽しさを伝える。音楽ユニット「ザ・ぷー」のメンバー。https://www.instagram.com/machiko.machikado/
「新種のimmigrations」の会員は音楽家や建築家、文筆家などのアーティストやクリエイターが集うだけでなく、医師や会計士、さらにはビジネスパーソンなど「賢き朗らかでユニークな住民(会員)」が集い多彩で豊かな活動が行われています。 年齢や性別、さらには職業を問わずさまざまなコラボレーション、クリエイティブが生まれていく。そのようなコミュニティの姿を体現しているのが、新種のImmigrationsBであるともいえます。
六本木の次は「BENTEN 2024 Art Night Kabukicho」へ。野宮真貴氏とのコラボ出演が決定!
BENTEN.png 143.04 KB 六本木アートナイトの興奮冷めやらぬなか、新種のImmigrationsBは早くも次なるステージへと動き出しています。東京・歌舞伎町で11月2日(土)から1月4日(月)までの3日間にわたり開催されるアートイベント「BENTEN 2024 Art Night Kabukicho」に、新種のImmigrationsBはシンガーの野宮真貴氏とのコラボでの出演が決定しています。
同イベントの芸術監督を務めるのは空間芸術のアーティスト集団「Chim↑Pom from Smappa!Group」。「東洋一の繁華街歌舞伎町をディープに回遊するオールナイトアートイベント」をコンセプトに、歌舞伎町をアートで埋め尽くします。
新種のImmigrationsBの出演は最終日となる11月4日(月)20:45〜。歌舞伎町のど真ん中にあたる玉城ビル(新宿区歌舞伎町1丁目13−2)の屋上から、「踊れる朗読、やさしいノイズ。」を響かせます。
BENTEN 2024 Art Night Kabukicho ・公式サイト http://benten-kabukicho.com/ ・Instagram http://www.instagram.com/benten2024_kabukicho ・X http://x.com/benten_2024
新種のImmigrationsB LIVE《半プラグド》9.27 @六本木アートナイト SETLIST
DSC07666.jpeg 3.16 MB ① 18:00-18:30 1 木本梨絵さんのこと
2 めんえき
3 檸檬ホテル
4 希求
② 19:00-19:30 1 デューク
2 サグラ・エッケン *新曲
3 跳ばないリス
4 虫と笑った
5 10時0分
新種のImmigrationsB 2023年秋にコミュニティ「新種のimmigrations」からうまれた、新種のバンド。 コミュニティの長である、遠山正道がポエトリーリーディングを担当。ギターの澤田知子とドラムのアンドレ詩生(15歳)親子による自宅スタジオでのジャムセッションをiPhone ボイスメモで録音したトラックに、テルミンの街角マチコがエフェクトを駆使したサウンドを大胆に重ね、森脇淳一が独自のバランス感覚でミックスしたオリジナル楽曲を、次々とストリーミング配信している。 ・Apple Music ・Spotify ・Instagram
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