熱量研究ブログ
オンラインコミュニティの実態と効果的な運営術に迫る『コミュニティ熱量研究所』。所長こと、オシロデータサイエンティスト鈴木を筆頭に、コミュニティ運営に精通した研究員が、実際の経験を元にさまざまな運営ヒントをお届けします。
こんにちは、熱量研究所 研究員のすないぱーです。
所属コミュニティで、相次いで「2月ってあっという間だったよね?」というトークが飛び出す今日この頃。この“あっという間”は、楽しくて時間を忘れるタイプのものではなく、“一定のリズムで過ごしていたら終わっていた”みたいなもの。年末年始のようにクリスマスや新年会といったビッグイベントもないですしねぇ。
それもそのはず、2月は普通に考えても日数が少なく、あっという間なのですよ、みなさん!
ちょっとした工夫で熱量を上げる
今日のテーマは『なんとなくあっという間!とどう向き合うか』といったところでしょうか。
コミュニティ運営をしているみなさんは月に1回程度は定例のイベントを立てていると思いますが、いまいち盛り上がりに欠けていて頭を悩ませている方もいるのではないでしょうか?
いますよね、僕も毎日悩んでいます。
組織によってはフットサルや読書など、活動の方向性がはっきりしていて「迷いはないです」、という方もいるかと思いますが、それでもマンネリ化してきて刺激が欲しくなることはありますよね。“常にちょっとした新しい刺激を入れていく”、この工夫ができると組織の熱量を保つことができそうなのですが。
季節のイベントがある月は、それに便乗してコミュニティ内でもイベントができたり、オンライン飲み会が開催されたりするので、参加者にとっては新鮮な参加実感がわきやすいです。(そういえば、クリスマスにあった『ひとりぼっちnight♪』、あのイベントだけは今年はやめてくれ。『night♪』ってイイ感じのタイトルつけてもあかん、思い出すと涙が止まらんとです…笑)
そんな中での2月、振り返ると面白いイベントがありました。
バレンタインデーにちなんだ『オンライン利きチョコ会』、印象的だったので紹介します。
バレンタインデーと言ったら、せーのっ「チョコレート!」です。しかし、それぞれが持ち寄ってチョコを食べるだけでは特別な体験とはなりにくいかもしれない。だっておいしいものは「おいしいよね!」「うんうん、これ最高」「いや、あたしゃこっちのほうが好みかな」ってやりたいじゃないですか。やっぱ楽しいなと思える瞬間には楽しいねと応えてくれる相手がいたほうがいいですよね。
「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ by 俵万智さん
オンラインならではの刺激をプラス
参加した利きチョコ会の特徴は『みんなで同じものを食べる』『普段食べないちょっとお高い逸品』『お酒アリ笑』、絶妙だなぁ。
まず、みんなで同じものを食べるために、
あらかじめ“これだ!”というチョコのURLをメンバーに共有して、みんなが買って用意しておくんですね。そして、この逸品、普段きっかけがなければ食べることのないちょっとイイやつ、珍しいやつをチョイスすることによって、当日を待つ楽しみと食べる楽しみも生まれる。
はじめてを仲間と共有するというワクワクも共有できますよね。そして、おいしいチョコにはお酒を合わせてね!ってオトナの贅沢の宝箱や~~~~!この合わせ技、あっぱれ。
当日は、「せーのっ」とか言っちゃったりしてみんなでオンライン越しにリアクションを見合ったりしてね。よく考えたら、
リアルだと同時に顔を見合わせることができるのは3人くらいが限界なので、これもオンラインならではの楽しみ方かもしれないですね。
大事に大事に一口ずつチョコレートを食べながら、感想を話している時間は家にいながら、高級レストランにトリップ、あっという間に過ぎていきました!(もしかしたらペアリングのブランデーが効きすぎたのかも...)
バレンタインデーって最高!僕はみんなのとろけた笑顔を見ながらそんなことを感じたのでした、チョコレートだけに...。
いよいよ3月に突入、卒業式シーズンですね。桜が咲いたらオンライン花見をやろうと思っています。みなさんもよかったら面白いイベントを教えて下さい~。そして、SNSでも感想いただけたらうれしいです( #コミュ熱 )。それではまたお会いしましょう!
OSIRO資料のダウンロード すないぱー/川島崇組織・人づくりファシリテーター
コミュニティ熱量研究所 研究員
転勤族の両親の間に生まれ、自分で居場所をつくりにいかなければならない環境で育つ。現在は東京と滋賀の2拠点生活をしながら、地域コミュニティやオンラインコミュニティを運営。世界70ヶ国を旅する旅人の顔も持ち、カメラを持つとスナイパーと呼ばれる。『人は人で磨かれる』を信じて様々な世界に出かけていく日々。
Twitter @sp_kawashi