2025年11月22日(土)、俳優の鈴木杏さんがOSIROを導入して運営するコミュニティ「
シェアアトリエぷくぷく」の初のオフラインイベント『1st オフラインMEET UP「やっほータイム」』が開催されました。
神田ポートビル2Fの「
ほぼ日の學校」スタジオ(運営:株式会社ほぼ日)と「
神田ポート」(運営:株式会社ゆかい)で開催された本イベントは、アートを通じて人とつながる、鈴木杏さんと共に過ごす温かな創作のひとときとなりました。
本記事では、コミュニティメンバーと一般参加の方々をお迎えした第一部「リアルで発酵わいわいタイム」とコミュニティメンバー限定で開催された第二部「ぷくぷくさん限定・プレミアムぷくぷくミーティング」の模様をお伝えします。
オンラインコミュニティ「シェアアトリエぷくぷく」
ぷくぷく_newMV.jpeg 335.49 KB
俳優・鈴木杏さんの発信を通じて、表現活動を行う仲間同士が集い、創作物を共有、応援しあうことで才能を発掘していくオンラインコミュニティ。
「みんなの才能が発酵し発光していく場所」をコンセプトに、誰もが安心して自由に作品や創作物を発表し、自己表現できるような場を醸成している。コミュニティ内では鈴木さんがInstagramで発表していた1日1枚の絵の投稿を移行した「いちにちいちまい(毎日投稿)」のほか、毎月一回オンライン上でメンバーさんとテーマを決めて共有会を行う「みんなで発酵わいわいタイム」、それぞれの創作やお題投稿で発表された鈴木さんやぷくぷくさん(コミュニティメンバー)の作品を週一で公開する「みんなの作品」など、鈴木さんとともに創作を楽しめる環境となっている。
また、シェアアトリエぷくぷく限定ストアでは、鈴木さんのオリジナルTシャツや原画が販売され、世界で一番早く鈴木杏さんの作品と出会い、購入できる。
シェアアトリエぷくぷく紹介ページを見る
シェアアトリエぷくぷく公式Instagramはこちら
「ほぼ日の學校」で鈴木杏さんと創作を楽しむ一日
DSC01695.jpeg 10.67 MB「
シェアアトリエぷくぷく」がオープンしたのは、鈴木杏さんの誕生日である2025年4月27日。俳優として舞台・映画・ドラマなどで幅広く活躍されている鈴木さんですが、そのかたわらで注目を集めているのが、アート活動です。
DSC02519.jpeg 11.34 MB鈴木さんは2016年の元旦から株式会社ほぼ日が発行する『
ほぼ日手帳』に絵を描きはじめ、その作品をInstagramに投稿していました。鈴木さんがほぼ日手帳に描き出す表現世界は多くの人々を魅了し、2022年にはアトリエ『goen゜』で自身初の個展を、2025年4月19日には2回目となる個展「△窓のUFO」を開催しています。
DSC02622.jpeg 10.89 MB会場にはこれまで鈴木さん『ほぼ日手帳』に描き続けた作品も展示されたそのような表現活動を続けるなかで、鈴木さんは「同じように表現活動を行う仲間が集い、誰もが安心して自由に作品や創作物を発表し、互いの表現活動を応援しあえる場をつくりたい」という思いがあったといいます。
「誰しもがアーティストになれる、なっていいということ。人はそれぞれ素晴らしい存在であるということ。壁にぶち当たったり、落ち込んだりするのもみんな一緒。伸びやかに健やかに表現を通して自らを解放させられることで得られる幸せがある。」
(「シェアアトリエぷくぷく」コミュニティ紹介ページのメッセージより)
そんな鈴木さんの思いがかたちになった場が、オンラインコミュニティ「シェアアトリエぷくぷく」です。この日開催された『1st オフラインMEET UP「やっほータイム」』は、まさに鈴木さんが思い描いた世界観を体現するイベントとなっていました。
DSC01254.jpeg 9.61 MBイベントでは鈴木さんがほぼ日手帳に描いた作品だけでなくキャンバスに描いた大小の作品だけでなく、ぷくぷくさん(コミュニティメンバー)の作品も展示。第一部の開始前に、鈴木さんと作品を展示するぷくぷくさんは展示会場の神田ポートに集合し、レイアウトを組みました。
DSC01505.jpeg 11.38 MB鈴木杏さんとぷくぷくさんたち
みんなが創作を楽しみ、「才能を発酵させていく」場所
DSC02690.jpeg 8.9 MBぷくぷくさんだけでなく一般参加者にも開放された第一部「リアルで発酵わいわいタイム」では、参加者が『ほぼ日手帳』に思い思いの絵を描くことで「いちにちいちまい」を体験し、鈴木さんが今日のために書き下ろした線画に自由に彩色してオリジナルの塗り絵を創るアクティビティが行われました。スタートする前から本イベントを楽しみにしていた参加者が続々と来場し、会場で展示された鈴木さんの作品を鑑賞しつつ、スタートを待ちます。
DSC01651.jpeg 6.82 MBそして第一部がスタートを迎え、参加者の方々が温かい拍手で鈴木さんを迎えます。会のスタートは、「シェアアトリエぷくぷく」のオンラインイベントで恒例になっている、参加者の点呼から。この日参加した一人ひとりの名前を鈴木さんが呼びかけ、ネームカードが配られました。
DSC02106.jpeg 4.07 MB点呼が終わると、第一部の流れが説明されました。その後に、鈴木さんから開会の挨拶として、参加者に以下のような言葉が送られました。
「私は2016年の元日からほぼ日手帳に『いちにちいちまい』を描き始めたのがきっかけで、今では”絵を描く人”とも認知していただけるようになりました。だから、これをきっかけになって、皆さんの才能がぷくぷくと発酵していくかもしれません。今日が皆さんにとっての『始まりの日』かもしれない。そんなワクワクした気持ちを持っています」(鈴木杏さん)
DSC02190.jpeg 4.48 MBこうして始まった「リアルで発酵わいわいタイム」。一人ひとりが『ほぼ日手帳』に絵を描き、鈴木さんの線画に思い思いの色を塗っていく。真剣ながらも会話の弾むワークショップの時間です。鈴木さんもご自身の『ほぼ日手帳』に絵を描きながら、各テーブルを周り参加者と創作を楽しみます。
DSC02487.jpeg 8.53 MB鈴木さんが同じテーブルに座り、同じように創作を楽しみ、お互いの絵を見て語り合う。笑顔の溢れる楽しい時間が流れます。
DSC02593.jpeg 6.01 MB「シェアアトリエぷくぷく」は親子参加も大歓迎。第一部もたくさん親子が参加していました。年齢や年代を問わず、すべての人の創作活動を応援し、受け入れる温かさがあるからこそ、より自由にのびのびとした創作ができあがっていきます。
DSC02684.jpeg 11.55 MBそんな楽しい一時はあっという間に過ぎ、できあがった作品の発表タイムへ。任意の手上げ式の発表でしたが、たくさんの方が自身の作品とともに創作に込めた想いを発表しました。それぞれの発表が終わると、会場には大きな拍手が起こりました。
DSC02775.jpeg 15.38 MB
DSC02785.jpeg 11.55 MB
DSC02840.jpeg 7.96 MB発表のあとは、参加者から鈴木さんに向けての質問コーナー。ここでは「なぜ2016年の元日から『いちにちいちまい』を始めたのですか?」や「ほぼ日手帳を使い始めたきっかけは?」などの質問があり、一つひとつの質問に鈴木さんが丁寧に回答しました。
DSC02936.jpeg 8.45 MB質疑応答の後は、参加者全員で記念撮影を行い、最後に鈴木さんが一人ひとりの『ほぼ日手帳』にサインを書き、参加者を見送りしました。
DSC03144.jpeg 8.09 MB第一部は、毎月一回オンラインで開催されている「みんなで発酵わいわいタイム」をオフラインで実施したもの。「シェアアトリエぷくぷく」にはコミュニティの中で鈴木さんやぷくぷくさんたちと交流しながら作品をシェアできるプラン(ぷくぷくさんプラン)と、閲覧のみで自分のペースで作品を鑑賞し、コンテンツが読めるプラン(ほっこりさんプラン)の二つがあります。
今回の第一部は、そんな「みんなで発酵わいわいタイム」をリアルの場に移し、ほっこりさんや一般参加の方々が参加できるようにした特別版です。普段の「シェアアトリエぷくぷく」でぷくぷくさんたちが過ごしている、優しくのびのびとした世界観を体験できる場は、終止笑顔あふれる優しいアートのひと時でした。
鈴木杏さんとコミュニティメンバーが織りなすアート
DSC03267.jpeg 12.84 MB第二部は神田ポートへと場所を移し、ぷくぷくさんメンバー限定の「プレミアムぷくぷくミーティング」が開催されました。第二部もいつものように鈴木さんによる点呼タイムからスタートして、まずは壁に展示された鈴木さんやメンバーの作品の他、当日メンバーが持ち込んだ作品のシェアが行われました。
DSC00148.JPG 411.97 KB
DSC00136.JPG 466.1 KBこちらの写真はぷくぷくさんでありフォトグラファーのつくるさんにご提供いただきましたそしてその後は、二つの大きな線画が描かれた紙に、メンバーが思い思いの模様や色を描いていく「共作タイム」へと進みます。
実は、シェアアトリエぷくぷくはコミュニティ創立当初から掲げる目標があります。それは、「二年後に鈴木さんとぷくぷくさんメンバーとでグループ展を開催する」。今回の「プレミアムぷくぷくミーティング」は、グループ展に向けた共作の作品を描き始めることも大切な目的でした。
ぷくぷくさんが描いた2枚の大きな樹木の線画は、鈴木さんによって『ぷくぷくの樹』と名付けられました。線画に最初の色を入れたのは、親子でコミュニティに参加する「ぷくぷくキッズ」たち。子どもたちが自由に色を入れ、それから大人のぷくぷくさんたちも加わり、少しずつ樹木が豊かな色やモチーフで彩られていきます。
鈴木さんのもとにさまざまな人が集まり、それぞれが自分らしい創作活動をして、作品をシェアしコミュニティを彩っていく。『ぷくぷくの樹』はまさに、「シェアアトリエぷくぷく」の姿を表現するものです。
DSC00509.jpg 211.82 KB
DSC00533.jpg 220.52 KB写真提供:つくるさん
ただし、今回は『ぷくぷくの樹』の制作としては第一歩であり、今後のオフラインイベントを通して、段々と完成されていく予定です。しかしながら、今回の状態だけでもぷくぷくさんメンバーによる遊び心が結集し、圧巻の作品世界が生まれつつあります。
出来上がった作品(大).jpeg 277.02 KBこれからこの2枚の作品はどのように「発酵」し、大作として完成していくのでしょうか。今後の制作に胸が躍ります。
そして第二部でも質問タイムの後、最後に記念撮影をして「シェアアトリエぷくぷく」の1st オフラインMEET UP「やっほータイム」は締めくくられました。
「シェアアトリエぷくぷく」は、2025年4月から毎月のテーマに沿った創作物の発表や日々の交流を重ねてきました。そのような中で、ぷくぷくさんメンバーからは「気持ちがあたたかくなる」「臆病な自分が癒される場所」「一人ではできなかったことを成し得ている」といった声が届いています。
ぷくぷくメンバーの声.jpeg 126.49 KB提供:シェアアトリエぷくぷく創作活動、そして作品をシェアし合いお互いを称え合うことで、心豊かな日々が育まれていく。「シェアアトリエぷくぷく」は、まさに近年注目を集める「クリエイティブ・ヘルス」を実践する場となっています。
「シェアアトリエぷくぷく」は今後より素晴らしい創作活動の場となっていくでしょう。「日本を芸術文化大国にする」をミッションとするオシロは、今後も「シェアアトリエぷくぷく」のより良いコミュニティ運営を支援して参ります。
DSC01516.jpeg 10.83 MB
鈴木杏さん
1987年生まれ。東京都出身。1996年にTVドラマでデビュー後、多くのドラマ、映画、舞台で活躍。近年の出演作に、NTV「ホットスポット」、NHK「大奥」第2シーズン、舞台「骨と軽蔑」など。俳優活動を続けながら、2018年にクラウドファンディングで、イラスト&エッセイ集「すきま」を出版、2022年にgoen゜vol.5「この世界、すべてがキャンバス 鈴木杏のアトリエ展」と題した個展を開催するなど、アーティスト活動も行う。 2025年 4月19日から個展「△窓のUFO」を開催。同月27日の自身の誕生日には「それぞれの表現を応援しあえる場所をつくりたい」という想いからオンラインコミュニティ「シェアアトリエぷくぷく」を創設。
鈴木杏さんプロフィール・最新情報はこちら
鈴木杏さん公式Instagramはこちら
関連記事
【4/27 オープン】俳優の鈴木杏さん、誕生日にオンラインコミュニティ「シェアアトリエぷくぷく」をオープン これまでインスタグラムで行ってた1日1枚の絵の投稿をコミュニティ限定公開に移行