書店減少のなか広がる新しい読書の楽しみ方としてのブッククラブ 読書週間(10月27日〜11月9日)に向けて、選書のヒントを提供
コミュニティ専用オウンドプラットフォーム「OSIRO」を開発・提供をするオシロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:杉山 博一)は読書を楽しむ手法として近年注目されているブッククラブ(読書会)の実態を独自に調査しました。OSIROをご利用のオンラインコミュニティを対象に調査した、ブッククラブにおける課題本の傾向をご紹介します。読書を推進する「読書週間」(毎年10月27日~11月9日)の選書や読書会開催の参考にぜひご活用ください。
◼︎ブッククラブ(読書会)の調査結果
対象:1年間に開催されたブッククラブ
対象イベント数:376件
対象コミュニティ数:17件
対象期間:2024年9月22日〜2025年9月23日
分析機関:自社調査
分析サマリ:
・ブッククラブの課題本として1番多く選書されているカテゴリは「小説」
・イベント全体の約96%は課題本が重複していないことから、ブッククラブの多種多様さが現れている
・調査対象期間期間中に2コミュニティ以上で重複して選書されていた本は話題本や定番本
分析結果1: ブッククラブの課題本に選ばれやすいのは「小説」直近1年間に開催されたブッククラブにおける課題本を調査した結果、小説が約36%と最も多く選書されていることがわかりました。
次いで、哲学・思想が約16%、ビジネス・実用書が約15%と続きます。
感情や自分の価値観が共有しやすい小説や哲学・思想が上位となり、一人では読み進める習慣がつきにくかったり、積ん読になりがちなビジネス・実用書が次に多い結果となりました。
リリース_読書会 グラフ.png 405.86 KB分析結果2: 複数コミュニティで選書されていた本は話題本や定番本調査したブッククラブの約96%では課題本が重複していないことがわかりました。
それぞれのイベントでコミュニティのオーナーである主宰者やメンバーの趣味嗜好に合わせた選書が行われているため、重複が生まれにくく、選書された本のラインナップは非常に多種多様であると考えることができます。
そんな中、重複して課題本として設定されていた書籍の一例をご紹介します。
リリース_読書会 選書本.png 431.36 KB重複して課題本に設定されていた書籍の一例「遠い山なみの光」や「国宝」など2025年に映画化された原作本や「生きる言葉」「『好き』を言語化する技術」など話題になった本が挙げられます。また、「こころ」や「モモ」などの時代を超えて愛される名作も複数コミュニティで選書されていました。
<分析担当者のコメント>今回の調査によって、主催者や参加者の関心や目的が読書会の開催に反映されていることを改めて実感しました。小説や哲学・思想といった「感情や思考を共有しやすいジャンル」が多く選ばれる一方で、ビジネス書や実用書といった「学びを深めやすいジャンル」も一定数取り上げられており、読書会の多様な楽しみ方がうかがえました。
これから読書会を始めたい方にとっても、自身の目的に合ったスタイルや本を選ぶことで、より充実した体験につながると考えています。
◼︎総括
◼︎オシロ株式会社について
オシロ株式会社は「日本を芸術文化大国にする」というミッションを掲げ、クリエイターやアーティスト、企業・団体を含む表現者とファンがもっと深く、もっと長くつながるためのコミュニティプラットフォーム「OSIRO(オシロ)」を開発・提供しています。
OSIROは情報発信だけではなく、「感情の共有」も大切にしています。
SNSでは流れていってしまう小さな気持ちや言葉にならない熱量など、非言語のコミュニケーションを含めて丁寧に届け合う場です。
「あなたの活動が好きだから、ずっと応援したい」
「この瞬間を一緒に喜びたい、悩みも分かち合いたい」
そんな想いがかたちになる、「仲間の輪」と「応援の循環」をつくる、あたたかいネット上の居場所。それがOSIROです。
▼本件のお問い合わせ先オシロ株式会社 広報担当:藤島
電話:050-3555-1146
メールアドレス:pr@osiro.it
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