2024年3月7日(木)にOSIROのコミュニティ運営者限定イベント「OSIRO Community Night」が開催されました。Vol.3となる今回はオシロオフィスにて、「アトツギファースト」のコミュニティマネージャーである大舘裕右(ヨハン)さん(以下、ヨハンさん)をゲストにお迎えし、コミュニティ運営に関するトークと交流会を開催しました。 「アトツギファースト」がどのようにコミュニティ内のメンバー熱量を高め、その熱量の範囲を広げているのか、秘訣を伺いました。
トピックス ・ OSIRO Community Night イベントとは? ・「アトツギファースト」/ヨハンさんのご紹介 ・身近な人に話しにくいテーマは、オンラインコミュニティにマッチしている ・コミュニティの熱量を上げるためのオンライン・オフラインの活用方法 ・”コミュニティという場所があること”が価値になっている ・長期視点・非合理な選択ができる背景にあるものとは? ・参加者の皆さんの声 ・感想
OSIRO Community Night イベントとは? OSIRO Community Nightは、「他の運営者さんのOSIRO活用事例を知りたい」「コミュニティを成長させるためアイデアがほしい」など、コミュニティを運営する中でのお悩みや知見の共有を行い、明日からの運営で活かせるヒントを見つけてもらうため、OSIROをご利用中の方向けに開催しているイベントです。
「アトツギファースト」/ヨハンさんのご紹介 「アトツギファースト」は「挑戦するアトツギが日本経済に地殻変動を起こすエコシステムを実現する」を掲げる一般社団法人・ベンチャー型事業承継主宰のコミュニティ。
「自分らしく家業を継ぎたい」「家業を成長させたい」そんな未来志向のアトツギが集まり、社長になるまでの学びを得る「予備校」のような場を提供しています。
アトツギが自らの機会を創り出し、課題を解決する中で、経営者としての成長を実感できることを目指しています。
参加費:3,000円/月(税込)
※39歳以下の家業承継者・予定者のみが参加可能。
https://atotsugi-1st.com/about 今回コミュニティトークをしていただいたのは「アトツギファースト」コミュニティマネージャーのヨハンさん。
スクリーンショット 2024-03-08 14.28.39.png 518.14 KB コミュニティトークの中からnonが特に印象深いと感じたお話をピックアップしてご紹介していきます。
身近な人に話しにくいテーマは、オンラインコミュニティにマッチしている コミュニティの熱量を上げるためのオンライン、オフラインの活用方法 「アトツギファースト」さんは5人規模の少人数制のプログラムから、100人規模のイベントまで、様々な取り組みを行っています。
スクリーンショット 2024-03-08 14.29.27.png 1 MB 段階的なプログラムを設けることで、コミュニティメンバー毎に入会後のステージを明確にし、そのタイミングに応じた学習機会を作ることができる仕組みになっている。 少人数制のプログラムの目的は、同期と学ぶ学習の機会を創出すること。
オンラインプログラム等の対話を通じて、何のために学んでいるのか?に気づいてもらうためのきっかけづくりを意識しているそうです。
スクリーンショット 2024-03-08 14.29.34.png 681.21 KB 少人数制のプログラムの内容。 それに対し、大人数でのイベントも開催しているとのこと。
企業永続のために革新的な事業や社会善の創出に積極的に取り組むアトツギ経営者を称え、ロールモデルとして紹介する表彰制度「
アトツギアワード 」を開催。このイベントにヨハンさんが運営者として関わる中で、「コミュニティという場を使ってこんなに人って変わるんだ!とコミュニティの可能性を改めて感じた」というお話がとても心に響きました。
アトツギアワード1.png 603.74 KB アトツギアワード2.png 609.99 KB また、年に1回お祭りも開催しているとのこと。全国から渋谷に、アトツギという同じ境遇の仲間が集い、彼らにしか共感できないお話で盛り上がるんだとか。
このように、オンライン、オフラインの2つの手法をうまく活用して、コミュニティの熱量を上げ、保っているという運営のコツを伺うことができました。
”コミュニティという場所があること”が価値になっている ヨハンさんのお話の中でとても印象的だったのが、
「プラットフォームへのログインがなかなかできていなかったり発信できていない人でも、このコミュニティの場があるだけでいいのだという声があるんです」 という言葉でした。
knightevent-14.jpg 3.58 MB コミュニティに所属をしている方の中には、なかなか忙しくて発信ができない、イベントへの参加が難しい、ログインすらできていない、というような状況になってしまう方も出てくると思います。
それでも、
「コミュニティという存在があることだけで救いになる方もいる」 というリアルな声を伺うことができました。このコミュニティプラットフォームの中には
同じ悩みを抱え、日々頑張っている仲間がいる、それを感じることができるだけで支えになっている というメンバーさんのリアルな声を知ることができ、コミュニティが居場所になるって素晴らしい!と改めて感じることができました。
非合理な選択ができる背景にあるものとは? ヨハンさんのコミュニティトーク後、参加者さんからの質疑応答が始まりました。
中でもとても印象的だったのは、ヨハンさんのこちらのスライドへの質問でした。
長期視点・非合理な選択スライド.png 324.73 KB Q. 「長期視点・非合理な選択をするとコミュニティの熱量のためになるということは頭ではわかっていても、数値的目標等を鑑みた冷静な判断で自分たちでストップかけてしまうこともあるのですが、長期視点・非合理な選択ができる背景はなんですか?」
これに対しヨハンさんは、
「コンセプトが何なのか、何のためにコミュニティを運営しているのかという原点に立ち返る確認する会話をたくさん運営チームで行っている」 と答えました。
なぜそれを行うのかなど、「なぜ?」を繰り返し問うことで本質に立ち返ることができ、長期視点・非合理な選択であっても、これをやらなくてはいけない、という気持ちになり、自ずとできるようになる、と語ってくれました。
knightevent-5.jpg 3.49 MB
参加者の皆さんの声 今回、イベントに参加をしてくださった方々からいただいた声の一部をご紹介します。・登壇者のチョイスが最高ですごく学びがあった。 ・毎回学びがあって、オンライン・オフラインで定期開催いただいてありがたい。仕事後に行くので途中参加OKのゆるい体制もありがたい。 ・内容が良かっただけでなく、参加している皆さんの熱量の高さを感じられる会場の雰囲気が最高だった。
感想 今回、イベントに参加し、参加者の皆さんの熱量の高さに驚きました。
イベントが始まる前から、集まった参加者さん同士で、自然と自己紹介やお互いのコミュニティに関する情報交換が始まっていました。そして、イベント中の質疑応答やコミュニティトークを通して得たものを共有し合うグループワークでも、想定していた時間より多めの時間が必要になる程、非常に盛り上がりを見せており、皆さんの熱量を肌で感じました。
登壇してくださったヨハンさんの熱量に引き上げられるように、参加している皆さんの熱量が高まっていくことを感じられるような、非常に素敵なイベントでした!
knightevent-28.jpg 3.03 MB 回によって登壇する方やイベントに参加してくださるメンバーが代わり、イベントごとにその雰囲気は全く異なります。それも、OSIROには、いろいろな業界や職種の運営者さんが率いる非常に魅力的なコミュニティがあるからこそだと感じました。
次回はどんなコミュニティの運営者さんが登壇してくださるのか、とても楽しみです。
▼OSIRO Knightとは? オシロでは、ご導入後のサポートの一環としてOSIROでコミュニティを運営するお客さま向けに、コミュニティ運営の知見が集まり、運営者同士がつながれる場所としてオンラインコミュニティ「OSIRO Knight」を運営しています。 OSIROの使い方やTipsの共有はもちろん、オンライン・オフラインでのイベント開催を通じ、運営者ならではのリアルな悩みや情報を共有しあい、「コミュニティ運営のリアル」が集まる場所を目指しています。 今後も、OSIROをご利用頂く方々が、コミュニティ運営の喜びや悩みを共有・共感しあえるようサポートしていきます。
▼アトツギファーストの活動内容についてはこちら 未来志向の経営者になるためのプラットフォーム