コミュニティ専用オウンドプラットフォーム「OSIRO」を提供するオシロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:杉山博一)は、コミュニティの読書記録を可視化する「みんなの本棚」の本の累計登録数が10万件を突破したことをお知らせします。
今回、みんなの本棚に蓄積された10万件超の登録データをもとに、本がコミュニティ内でメンバーからメンバーへと広がっていく様子を調査。その結果、本棚登録の約半数(49.7%)が、同じコミュニティ内ですでに別のメンバーが登録していた本であることがわかりました。また、登録された本の3冊に1冊がコミュニティ内の仲間にも広がり、そのうちの半数は約3日以内に2人目のメンバーの本棚に加えられていることがわかりました。趣味や課題感、環境が近く、お互いの顔が見えるコミュニティだからこそ、短期間のうちに本が広がりやすいと考えることができます。本リリースでは、これらの調査結果からコミュニティの中で本が人から人へと渡っていく読書のスタイルについてご紹介します。OSIRO上でコミュニティの読書記録を可視化する「みんなの本棚」。本を「読んだ」「読みたい」「読んでいる」「積ん読」の4つのステータスで登録すると、メンバーの登録が自動で集まり、コミュニティの「みんなの本棚」になります。
本機能は本を介した交流や読書会(ブッククラブ)のきっかけとしても活用され、現在、みんなの本棚を利用する100超のコミュニティで累計10万件以上が登録されています。(2026年10月13日時点の登録数 100,471件)(機能の詳細は
こちら )
本との出会い方は、書店での偶然の出会いや検索、SNSやレビューなどさまざまです。
コミュニティの中では、誰かが登録した本を見て、自分も本棚に加える。そんな「コミュニティならではの本との出会い」も本との出会い方の一つとして起きているのではないかと考え、みんなの本棚に寄せられた10万件超の登録データをもとに、本がコミュニティ内でどのように広がっているのかを調査しました。
調査結果① 本棚登録の約半数(49.7%)は、仲間がすでに登録していた本
本棚登録の累計100,471件のうち、49,926件(49.7%)は、同じコミュニティ内で、すでに別のメンバーが先に登録していた本の登録でした。残る約半数は、そのコミュニティに初めて登録された本です。
自分がそのコミュニティの中で初めて登録した本と、仲間の本棚にすでにあった本。コミュニティの中では、この2つがほぼ同じ割合で本棚に登録されていることになります。
調査結果② 登録された本の3冊に1冊が仲間にも広がり、その半数は約3日以内に2人目が追加
登録された本を1冊ずつ見ると、32.1%の本が、同じコミュニティ内の2人以上のメンバーに登録されていました。およそ3冊に1冊が、誰かの本棚からほかの誰かの本棚へ広がっている計算です。
さらに、ほかのメンバーにも広がった本について、最初の登録から2人目が登録するまでの時間を調べたところ、半数は約3日以内に2人目のメンバーの本棚に加えられていました。誰かが本を登録してから数日のうちに、仲間の「読みたい」につながっている様子がうかがえます。
調査結果②.png 470.49 KB
調査結果③ 仲間に広がった本の割合は最高61.1%
コミュニティごとに、2人以上のメンバーが登録した本の割合を算出したところ、最も高いコミュニティでは61.1%に達しました。(登録100冊以上のコミュニティを対象に調査。)
また、約5,000冊の本が登録されている大規模なコミュニティでも、2人以上が登録した本の割合は44.7%でした。メンバーや本の数が増えても、仲間から仲間へと本が渡っていく流れは保たれているようです。
調査結果③.png 358.84 KB
調査結果④運営が登録した本も、メンバーが登録した本も、仲間に広がる割合は同じ約3割
各コミュニティで最初に本を登録した人を調べると、89%は運営者や管理者ではなく、一般のメンバーでした。さらに、一般メンバーが最初に登録した本のうち、ほかのメンバーにも広がった本の割合(32.2%)は、運営者や管理者が最初に登録した本(31.7%)とほぼ同じでした。
このことから、コミュニティの中で本が広がるきっかけは、運営からのおすすめだけではありません。メンバー一人ひとりが読んだ本、読みたい本も仲間の共感を通じて自然に広がっているといえます。
【調査概要】
対象データ:OSIRO「みんなの本棚」に登録された本(累計100,471件、約100コミュニティ、2026年10月13日時点)。
集計方法:みんなの本棚の登録データをもとに、同一コミュニティ内での登録の順番と登録者数を集計
用語の定義
・仲間がすでに登録していた本への登録:同一コミュニティ内で、自分より前にほかのメンバーが登録していた本への登録
・2人以上のメンバーが登録している本:同一コミュニティ内で、2人以上のメンバーに登録されている本
・2人目が登録するまでの時間:同一コミュニティ内で最初の登録から2人目のメンバーが登録するまでの時間。
・最初の登録者:そのコミュニティで最初にその本を登録したメンバー
調査主体:オシロ株式会社(自社調査)
◼︎「仲間の一冊」が、次の読書につながる
4つの調査結果からは、コミュニティの中で本が人から人へと渡っていく様子が見えてきました。コミュニティには、趣味や関心ごとが近い人、同じ課題感を抱える人、仕事や暮らしの環境が似ている人が集まっています。そのため、誰かが手に取った本は、ほかのメンバーにとっても「自分にも関係がありそうな一冊」になりやすいと考えられます。
また、不特定多数のレビューとは異なり、コミュニティでは普段のやりとりを通じて、本を登録した人の人柄や考え方が見えています。本棚に加えられた本が、数日のうちにほかのメンバーへ渡っていくスピード感も、「あの人が読んでいるなら」という顔の見える関係があるからこそかもしれません。
これまでネット上で本を選ぶ手がかりといえば、ベストセラーランキングやレビューなど、多くの人の評価や、影響力の大きな人のおすすめが中心でした。コミュニティの中では、それらに加えて、価値観や関心を分かち合う「よく知る誰か」の本棚が、次の一冊を選ぶ手がかりになっています。売れている本や評価の高い本だけでなく、共感できる人が手に取った本から選ぶ。そんな新しい本との出会い方が、コミュニティの中で生まれ始めているのではないでしょうか。
OSIROは今後も、読書という個人の体験をきっかけに人がつながる機会提供や機能開発、コミュニティ運営サポートを推進してまいります。
なお、本リリースで紹介したデータのほか、特定の書籍やジャンルごとの広がり方など、記事や企画に合わせたデータのご紹介も可能です。ご関心のある報道関係者や出版関係者の方は、お気軽にお問い合わせください。
◼︎オシロ株式会社について
オシロ株式会社は「日本を芸術文化大国にする」というミッションを掲げ、クリエイターやアーティスト、企業・団体を含む表現者とファンをつなげるコミュニティプラットフォーム「OSIRO(オシロ)」を開発・提供しています。
OSIROは、クリエイターやアーティスト、企業・団体などの表現者とファンをつなぐコミュニティプラットフォームです。
単なる情報発信やコンテンツ消費ではなく、感情の共有や人と人とのつながりを重視しています。
双方向のコミュニケーションや温かなやりとりを通じて、活動の「共感者」を増やし、長期的な関係性を築くことを得意としています。