オンライン講座/スクール運営者必見!受講者の「つまずき」を可視化し、知見・メソッドを進化させる!オンラインコミュニティ活用のすすめ
オンライン講座の離脱や反応不足にお悩みの方へ。受講者のつまずきや課題を拾い、知見・メソッドを進化させるオンラインコミュニティの活用術をご紹介。
SNSや講座を通じて、自分の知見やメソッドを発信している。そんな活動を続けてきたあなたは、今こんな問いを感じていないでしょうか?
・講座や教材を届けたけれど、受講者はどこでつまずいているんだろう?・SNSでは届いた「いいね」の数しか分からず、手応えが感じられない。・フォロワーとの関係を、もっと深められる方法はないだろうか?
知見やメソッドをコンテンツに落とし込み、学習プラットフォームやSNSで講座として発信している方は多いと思います。そんな方の多くが直面するのが、「伝えたつもり」と「実際に伝わっているか」の間にあるギャップです。このギャップを埋めるために有効なのが、あなたと受講者がともに学び合える「場」を持つこと。つまり、オンラインコミュニティの力を活用することです。本記事では「発信」だけで終わらず、受講者との継続的なつながりを通じて、メソッドそのものを進化させる次の一手としてのオンラインコミュニティの活用方法について解説します。
🔍本記事でわかること・発信から「学びの場」へ進化するステップ・なぜ今「知見・メソッドの進化」にオンラインコミュニティが求められているのか?・オンラインコミュニティで受講者の「つまずき」を拾い、知見・メソッドを進化させるポイント・オンラインコミュニティの魅力はSNSや学習プラットフォームでは得られない「つながりの創出」
学びのコンテンツ発信から「学びの場=オンラインコミュニティ」を創設すべきフェーズとは?
以下の図は、知見・メソッドを提供する活動における5つの成長フェーズと、「学びの場=オンラインコミュニティづくり」を検討する段階について明記した表です。「学びの場=オンラインコミュニティ」を創設すべきフェーズ.png 509.09 KB知見・メソッドを提供する活動の事業フェーズと「学びの場=オンラインコミュニティ」の創設を検討すべき段階5つの成長フェーズについては以下に詳しく説明していきます。
【フェーズ1】発信を仕事にしているSNSや講座で知見を発信しているが、フォロワーとの関係性は浅め【フェーズ2】一緒に実践する仲間を求めているメソッドや価値観を「共に深める」仲間を探している【フェーズ3】フォロワー発の気づきも拾いたい フォロワーが自身の発信を通じて得た学びや気づき、困っていることを拾い、参考にしたい【フェーズ4】学び合う場を提供したいフォロワー同士が刺激し合い、実践を促し合う場をつくりたい【フェーズ5】受講者の自己表現を支援したいフォロワーが自分の言葉で知見を語り始めている。それを応援したい
「誰かに届ける発信」から「ともに実践し、育てていく学びの場づくり」へと移行していくのは「②一緒に実践する仲間を求めている」ステップからとなります。つまり、このステップから先にフェーズを進めていきたいと考えているあなたは、まさにオンラインコミュニティの運営を検討すべき状態に入っているといえます。しかし、そのようなご自身の知見・メソッドを進化させていくうえで、なぜオンラインコミュニティの存在が重要になってくるのでしょうか?次章からは、より詳細にオンラインコミュニティの意義や役割について解説していきます。
なぜ今「知見・メソッドの進化」にオンラインコミュニティが求められているのか?
まず、皆さんにとって疑問に思うのが「そもそも、なぜ知見・メソッドを進化させていくためにコミュニティが必要なのか?」だと思います。「自身の知見・メソッドは講座やコンテンツに落とし込めていて、受講者もフォロワーも増えている。それをアップデートしていくので十分ではないか?」もちろん、ご自身で改善点を見つけ、アップデートしていくことも可能です。一方で、自身の知見・メソッドを進化させて、講座やコンテンツをアップデートしていくためには、なによりも受講者やフォロワーの声に拾い上げ、どのような点に課題や悩みを持っているのかを知ることが非常に重要になります。以下に、OSIROを導入いただいている講座・メソッドの発信者の方々が、導入以前に抱えていたお悩みの代表的な2例をご紹介します。【代表的なお悩み その①】知見・メソッドの進化は「一方通行な発信」では限界があるSNSやオンライン講座などで知見を発信していると、「分かりやすかったです!」「ためになりました!」といった好反応は得られます。しかし、それが本当に理解されているか、実践につながっているかは、表面的なリアクションからは見えにくいものです。実際には、受講者がどこかでつまずいてしまっていたり、「分かったつもり」のまま次に進んでしまっていることも少なくありません。発信者を続けていくうちに「どこをどう改善すれば、もっと届くのか?」という可視化されない壁に突き当たり、行き詰まりを感じている方は多いです。【代表的なお悩み その②】受講者・フォロワーの「孤独な学習体験」が継続率や学習効果を下げているSNSでのライブ配信やオンライン講座の受講者の多くは、初回は参加するものの、次第に離脱していきます。これは、受講者やフォロワーが「孤独な学習体験」に陥りがちなのが一因にあります。「他の人がどう学んでいるのか分からない」「質問したいけれど、気軽に聞ける場がない」「実践してもうまくいかない」こうした小さなつまずきが蓄積され、継続的な学びを阻害してしまいます。その結果、受講者やフォロワーが静かに離脱していく状況になります。このように、知見・メソッドを発信する方、学ぶ方の双方にとって重要になるのが、オンライン講座やコンテンツ提供に留まらない「学び合い」と「気づき合える場」を構築することが求められているのです。では、実際にオンラインコミュニティを活用し知見・メソッドを進化させていくには、どのような点が重要になるのでしょうか?
オンラインコミュニティで受講者の「つまずき」を拾い、知見・メソッドを進化させるポイント
本章では、オンラインコミュニティを運用する上で受講者の「つまずき」を拾い上げ、ご自身の知見・メソッドを進化させるために大切なポイントを3つ紹介します。【ポイント①】受講者からのフィードバックを得る「受け取り口」を設計する知見・メソッドを一方的に届けるだけでは、改善のヒントは得られず、従来の発信活動との違いがなくなってしまいます。重要なのは、受講者のつまずきや疑問を拾える導線を持つことです。例えば、オンラインコミュニティ内に、
・雑談スレッドやQ&A掲示板の設置・進捗共有や成果報告を行えるテーマの提示・初心者でも投稿しやすい「つぶやきコーナー」の導入
などを設けることで、「声になりにくい声」を受け取る仕組みが生まれます。【ポイント②】仲間との「対話の場」を作り、気づきを促す学びとは、個人だけで完結するものではありません。他者との対話や共有を通じて、理解は深まります。また、自分だけでは見落としていたポイントに気づいたり、誰かの発言が新たな視点をもたらしてくれる。そんな「共に学ぶ」環境があることで、受講者の成長スピードも加速します。例えば、OSIROを導入いただいている講座・メソッド型のオンラインコミュニティでは、コミュニティ内で以下のような取り組みをしています。
・月に一回、コミュニティのメンバー同士が対話することで受講内容やメソッドについての理解を深める「対話型ワークショップ」の実施・一定の頻度(月に一度、3か月に一度、半年に一度等)オフラインでのイベントも用意し、リアルな場で顔を合わせて交流できる機会を創出・「朝活会」「作業会」「読書会」など、比較的少人数で気軽に話ができる部活動のようなグループを設置
このような気軽にコミュニケーションが取れる場を用意することで得られる気づきの連鎖は、運営者自身の知見・メソッドにも、新たな視野や再発見をもたらします。【ポイント③】繰り返し実践できる場でメソッドの「定着」を促進する人は、一度学んだだけでは身につきません。「理解→実践→振り返り→再実践」のサイクルを繰り返すことで、知識は自分のものになります。オンラインコミュニティは、まさにこの「反復」と「共有」に最適の場といえます。クローズドでよく似た属性同士が集まるオンラインコミュニティは心理的安全性が高いですが、OSIROを導入するコミュニティオーナーの方々は頻繁に「間違ってもいい/完璧にできなくてもいい」とアナウンスし、互いの実践を称え合い、励まし合える関係性を醸成しています。このような場と関係性を意識することで、より高い心理的安全性が生まれていき、メンバーが自律的にサイクルを回していけるように支援しているケースが多いです。その上で、以下のような仕組みを取り入れることで上記のサイクルを回していく支援をしているケースが多いです。
・月末・月初で自身の学習内容の「振り返り会」や今月の学習目標を決める「目標設定会」を定例で実施・テンプレートを作成し、アウトプットがしやすい型を配布・「お悩み相談会」等、些細な悩みや課題などを気軽に話せる場を用意
こうした流れが自然に生まれることで、メソッドは「届けられる知識」から「生きた知恵」へと進化します。
オンラインコミュニティの魅力はSNSや学習プラットフォームでは得られない「つながりの創出」
SNSや学習プラットフォームは非常に便利なものです。一方で、自身だけで完結できず挫折してしまったり、受講が完了した時、接点はすぐに途切れてしまいます。一方で、オンラインコミュニティには場そのものが以下のような「学び続ける仕組み」として機能します。
・受講者(メンバー)のフィードバックを受け取り、アップデートする仕組み・受講者同士での「対話の場」を作り、学び続ける仕組み・「理解→実践→振り返り→再実践」の自律的な学習サイクルを作り、学びを定着させる仕組み
これらが生まれるのは、同じ場にいるという感覚があるからです。あなたと受講者・フォロワーが、単なる「発信者と受信者」ではなく、共に考える「仲間」としてつながることができるのです。参加者の声が「第二の知見」になるオンラインコミュニティを運営していると、思いもよらない観点からの感想や、実践者ならではの工夫が生まれてきます。それは、あなたの知見・メソッドにとって「第二の発見」ともいえる貴重な資源です。
・自分では気づけなかった「つまずきポイント」の発見・メンバーが見つけた知見・メソッドの新しい実践方法の把握・よりわかりやすく言語化された講座・コンテンツへのアップデート
OSIROを導入するコミュニティオーナーの特徴として、書籍を発行する著者である方が多い傾向にあります。そのような方々にお話を伺うと、以下のようなコメントを多くいただきます。
「オンラインコミュニティのメンバーを声から自著の内容をアップデートできた」「新著の執筆時にメンバーから意見をもらったことでより実用的になり、重版出来となった」「メンバーの本音を聞けたからこそつまずきポイントがわかり、『わかりやすい!』『実用的』というレビューがたくさんついた」
知見やメソッドを講座やオンラインスクールで発信する際には、第一選択肢としてSNSや学習プラットフォームを想像しがちです。しかし、受講者やフォロワーの方々の視点で見ると、本当のニーズは「その場で学ぶ」ことよりも「学び続け、定着させること」にあるのではないでしょうか?現在ではコンテンツの発信/配信は簡単にすることができます。しかし、メンバーが安心して学び、継続的に交流できる「場」をゼロイチで醸成するのは非常に難しいです。受講者・フォロワーの方々と継続的な関係性を保ち続けたい。悩みや課題感に耳を傾け、しっかりとサポートしていきながら自身の知見・メソッドをアップデートしていきたい。そのようにお考えの方は、ぜひオンラインコミュニティの創設を検討されてはいかがでしょうか?
💡本記事のまとめFAQQ1. オンライン講座の継続率が低い理由は何ですか?A. 受講者が孤立していたり、質問しづらい環境にあると「つまずき」に気づけず、継続が難しくなります。学びの反復と対話ができる「場」が必要です。Q2. オンラインコミュニティでフィードバックを受け取る仕組みはどうつくればいい?A. 雑談スレッド、進捗報告、つぶやき投稿など、気軽に書き込める導線を設けましょう。小さな疑問や悩みが共有されやすくなります。Q3. SNSや学習プラットフォームとオンラインコミュニティは何が違うのですか?A. SNSや講座配信は単発の接点ですが、オンラインコミュニティは「継続的に学び合う関係性」が育つ場です。学びの定着やアップデートに有効です。Q4. 知見やメソッドを進化させるうえで、オンラインコミュニティの役割は?A. 受講者の声から新しい実践方法や改善点が見つかります。発信者一人では気づけない視点が「第二の知見」として活き、内容のブラッシュアップにつながります。
OSIROでは、知識提供にとどまらず「学びの変化」を実現したい講座運営者の方々に向けて、オンラインコミュニティの立ち上げ支援の豊富な実績をもとに、コミュニティの立ち上げから設計・運営まで伴走支援を行っています。2015年のサービス提供開始以来、300以上にわたるコミュニティ立ち上げ・運用支援の事例から、あなたにとって最適なオンラインコミュニティのあり方を共に考え、運営後のサポートまでをお手伝いしています。例えば、下記の記事のように、学びを継続させる「学習習慣」を定着させるための工夫など、さまざまな観点からコミュニティ型講座での活性化をお手伝いすることが可能です。
関連記事①▼「コミュニティ型講座」とは?導入メリットと活用事例を紹介! 関連記事②▼「習慣化 × 継続率UP」オンラインコミュニティ成功事例3選
まだご検討を始めたばかりの段階でのご相談も承っております。ぜひ下記フォームからお気軽にお問い合わせください。コミュニティの立ち上げ・運営に関するご相談はこちら オシロの会社紹介・サービス資料のご請求はこちら