2024年11月9日、 女性向けオンラインキャリアスクール「ICORE」 の3周年祭が開催されました。ICOREは「あなたらしさを活かして本当にやりたいことを実現する場所」を掲げ2021年に開講、自己理解やマーケティングなど豊富なカリキュラムによって自分らしく生きるためのキャリア実現をサポートしています。そのようなICOREでは、2022年から受講生がカリキュラム修了後も学び合い、継続的なつながりを生むオンラインコミュニティ「ICOREリンクスサロン」を創設。コミュニティ専用オウンドプラットフォーム「OSIRO」を導入いただいています。 ICOREが掲げるミッション「あいから、はじめよう。」を体現するスクールの姿、そしてオンラインコミュニティが生み出すつながりのあり方を知るため、3周年祭を取材しました。 関連記事: 女性向けオンラインキャリアスクール「ICORE」がコミュニティによって創出する「学び合い、共創できる唯一無二の場所」
「あなたにしかできない仕事をつくるオンラインキャリアスクール」
DSC09684.jpeg 3.99 MB 画像右:ICORE 代表取締役 安藤美玖さん、画像左:ICORE 代表取締役 安藤大嗣さん ICOREは安藤美玖さんと大嗣さんが夫婦共同で代表を務めています。スクールとしての特徴は、特定のスキルなどの習得を目指すものではなく、「自分らしさ」を紐解く自己理解を第1のステップとし、言語化した自分らしさと世の中のニーズが重なり合うポイントを考え、サービスを設計していく点にあります。
FireShot Capture 127 - ICORE - icore-inc.jp.png 512.54 KB 提供: ICORE 一人ひとりの個性に寄り添い、他人軸ではない「
あなたにしかできない仕事をつくるオンラインキャリアスクール 」を掲げるICOREで学んだ受講生は、多彩な職種・領域で活躍しています。
DSC09580.jpeg 3.95 MB 実際、3周年祭の会場エントランスに設置されたフォトブースのバルーンアートも、受講生が手がけた作品です。このように、
受講生の一人ひとりが「自分らしさ」を軸にさまざまなキャリアを形成し、受講生同士で助け合い、共創できることもICOREならではの特徴 といえます。そのような
受講生の継続的な学びの場、つながりの場として機能しているのが、オンラインコミュニティ「ICOREリンクスサロン」 です。
FireShot Capture 129 - ICORE - icore-inc.jp.png 366.03 KB 提供: ICORE メンバーにとって、コミュニティはどのような場となっているのでしょうか。3周年祭に参加していた8期受講生の地主葵さんにお話をうかがいました。地主さんはICORE受講後、会社員から独立し、ライフコーチングのサービスを提供するほか、コミュニティマネージャーとしても活躍しています。他コミュニティの運営にも携わる地主さんから見て、ICOREリンクスサロンはどのように感じているのでしょうか。
「私自身、コミュニティマネージャーとしてさまざまなコミュニティに入ってツールを使っていますが、 OSIROを使ったコミュニティの盛り上がりは本当にすごいと思っています。多くのコミュニティの場合は、チャットツールを使って運営することが多いのですが、そうすると横のつながりができにくかったり、メンバー起点での発信が生まれにくいことが多いです。
ICOREリンクスサロンで生まれている横のつながりだったり熱量の高さというのは、OSIROだからこそできていること だと思います。
みんなが気軽に発信できるような場づくりであったり、気軽にコメントできる使いやすさもあるので、自然につながりが生まれている感覚があります。スクール自体が9期を終えていますが、
ただスクールで終わるのではなくて、その後にコミュニティがあるからこそ期を超えて受講生同士のつながりが生まれている のが、個人的にも嬉しく思っていますね。だからこそ、今日の3周年祭も受講生の大勢が熱量高く集まっていると思います」(地主さん)
DSC09618.jpeg 4.34 MB 今回の
3周年祭のテーマは「私の夢を語ろう、仲間の夢を応援しよう」 。まさにICOREと受講生たちの姿を表したテーマとなっています。会場には第1期から9期までの受講生が一堂に会し、約90名が参加しました。
開会冒頭には美玖さんと大嗣さんから、それぞれ3周年祭開催への想いが語られました。
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安藤美玖さん ICORE 代表取締役 2014年に新卒で株式会社デンソーへ入社。営業・人事を経験した後、前パートナーの海外駐在でキャリアを失い自分の今後の働き方に悩む。ライフステージの変化において人生やキャリアを諦めたくないと一念発起し、帰国後は本業の傍ら4つの複業を経て、2020年に独立。2021年にICOREを創業。累計300名以上のコーチング・コンサルティングを担当。TEDxNagoyaU・大学のキャリア授業など講演家としても活動。 国内最大の音声プラットフォームVoicyにて「安藤美玖のキャリアも私も楽しむラジオ 」配信中。
「今日の3周年祭のテーマは『私の夢を語ろう、仲間の夢を応援しよう』としていますが、これは
私たちのミッション『あいから、はじめよう。』に込められた想いを反映しています。『自分( I )』の人生を生きる、そして『愛』をみんなに広げていく。そんなICOREのミッションを大切にしてこれまでを過ごしてきました。 今日は、そんな3周年を記念して、私たちの原点を皆さんで大切にしながら夢を語り合っていきたいと思ってこのテーマにしました。素敵なお話を語り合いながら、皆さんのエネルギーに変えていきたいと思っています」(美玖さん)
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安藤大嗣さん ICORE 代表取締役 同志社大学法学部卒業後、キリンビバレッジ株式会社に就職。 大学在学中、ミュージシャンのブランディングをディレクターとして手掛ける。卒業後は、キリンビバレッジ株式会社に入社し、営業・販売戦略を経験しMVP受賞。並行してSNSを中心としたWEBマーケティングを実践し、他業種に渡る仕事をサポート。 「WEBマーケティングの力を活用し、豊かな世界を創る」を理念に株式会社SHiNを2021年創業。ICORE代表、マーケティング・ブランディング講師。
「ICOREでは『みんなが主人公』 といつも話していますが、ICOREでの3年間は僕たちだけではなく、皆さんと一緒に歩んできた日々だと思っています。なので、今日は『おめでとう』というよりも、皆さんに対する『ありがとう』の気持ちで開催させていただきました。 今日は1期から9期までの受講生に集まっていただいたので、自分とは別な期の受講生との新しいつながりもたくさんできると思っています。皆さんとともに、今日という有意義な時間を楽しみたいです」(大嗣さん)
ICOREアドバイザーのトップ経営者を招いたトークセッション
その後はフリートークの時間で受講生同士の交流やフォトブースでの写真撮影をはさみ、ICOREのアドバイザーを招いたトークセッションが実施されました。今回はトークセッションの内容をダイジェストで紹介します。
DSC09780.jpeg 2.99 MB スペシャルゲストとして招かれた元アップル米国本社副社長で株式会社リアルディア代表取締役社長の前刀禎明さん、ビジネス・ブレークスルー大学経営学部教授であり起業家の斉藤徹さんは、ともに
ICORE創業当初からアドバイザーを務め、現在もスクール受講生限定のイベントでご自身の起業・経営経験を伝えるなど、積極的に受講生への学びの機会を提供 しています。
トークセッションのテーマは「夢」。美玖さんのファシリテーションのもと、事前に受講生から寄せられた質問がお二人に投げかけられました。1つ目の質問は「
ビジネスで大きな成功をおさめたお二人は、大きな夢を持ちチャレンジしていった結果成功したのか。それともチャレンジを続けていった結果、想像を超える成功を手にしたのか? 」というもの。
この質問に対して前刀さんは「
自分が情熱を燃やせ、できることに懸命に取り組んできたことが今につながっている 」と語ります。
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前刀禎明さん 株式会社リアルディア 代表取締役社長、元アップル米国本社 副社長 兼 日本法人代表取締役 ソニー、ベイン・アンド・カンパニー、ウォルト・ディズニー、AOLを経て、ライブドアを創業。スティーブ・ジョブズ氏から日本市場を託され、アップル米国本社副社長 兼 日本法人代表取締役に就任。独自のマーケティング手法で「iPod mini」を大ヒットに導き、危機的であったアップルを復活させた。米国本社エグゼクティブ・ミーティングに参加した唯一の日本人。現在、リアルディア代表取締役社長。ラーニング・プラットフォームの開発、コンサルティングなどを手がけている。
「僕の経歴は一見すごそうに見えるかもしれませんが、僕自身はそんな人生を歩もうと思ってきたわけではありません。もともと昔から空を見るのが好きで、無限に広がる空で雲がいろいろな形に変わっていくのを見て、『自分の考えもより自由に、柔軟にできたらいいな』と思っていました。なので、僕の場合はその時に自分の心が揺さぶられるものに挑み、すべきことに力を注ぎ込んできました。それが今の自分へとつながっていると思っています。
よく『夢に日付をつけよう』という人もいますが、僕自身はそういうことができない人間なんです。ただ、僕自身がそういうタイプなだけで、明確にゴールを設定し、きちんと実行することが向いているタイプの人もいます。
いずれのタイプでも大切なのはスティーブ・ジョブズが”follow your heart and intuition.”というように、
自分の心と直感に従って動くことへの勇気を持つこと、自分自身を信じることだと思っています 」(前刀さん)
2つめの質問は、「
大きな挑戦をしてきてるからこそ、失敗の大きさや深さ、苦労もあったと思います。諦めそうになった時、限界かもしれないと思った時、どう考えて行動していったのか? 」。斉藤さんは4度の倒産危機を味わったご自身の経験から、「
結局自分を苦しめているのは自分自身だった 」と振り返ります。
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斉藤徹さん ビジネス・ブレークスルー大学経営学部 教授、株式会社ループス・コミュニケーションズ 代表取締役 慶應義塾大学卒業後、日本IBM株式会社に技術者として入社、29歳で株式会社フレックスファームを創業、起業家として激しいアップダウンを経験する。2005年には株式会社ループス・コミュニケーションズを創業。2016年、学習院大学経済学部特別客員教授に就任。2020年、ビジネス・ブレークスルー大学経営学部教授に就任する。専門分野はイノベーションと組織論。2018年には「hintアカデミー」を創業、ライフワークとして、幸せ視点の経営学を伝える活動をはじめる。2021年の刊行からシリーズ累計15万部を超えるベストセラー『だから僕たちは、組織を変えていける』(クロスメディア・パブリッシング)ほか、著書多数。
「34歳の時に自分で創業し、ある程度のところまで成長させた会社が、業績が急速に下がり倒産危機に陥りました。その時期が一番辛くて、倒産や破産が目の前に出てくると、明日のことすら想像もつかなくて、とても不安になる。そんな日々が長く続きました。そんな辛い気持ちをどうにかしたくて、東洋から西洋までさまざまな本を読みました。そんな中で出会ったのが、ユダヤ人心理学者のヴィクトール・フランクル氏の『夜と霧』でした。
この本はフランクル氏のアウシュヴィッツ強制収容所からの生還体験について著したものですが、そのなかで、ある収容者が飢えた別の収容者になけなしのパンを分け与えるエピソードが綴られているんです。それを見たフランクルは”強制収容所は人間からほとんどすべてを奪ったが、たった一つ『与えられた環境でいかに振る舞うか』という人間としての最後の自由だけは奪えなかったのだ”と書いています。それを読んで、
自分自身の不安や後悔は、自分自身が心の中でつくり出したものだと気づき、考え方を変えるようにしました。 最初は先が見えないから、不安で辛いと思うことは多いですよね。でも、きっと大丈夫です。一つひとつのことであまり自分を苦しめずに、今に集中して、少しずつ良くしていけば、だんだんとうまくいっていくと思います」(斉藤さん)
DSC00054.jpeg 3.58 MB 起業家として、そして経営者としてビジネスを営む苦労と喜びを知るお二人の言葉は、これから自分らしいキャリアを築き、挑戦していく受講生に寄り添うように言葉が紡がれていきました。最後に設けられた質疑応答では、それに応えるように受講生から数多くの手が挙がり、お二方から時間いっぱいまで丁寧な回答が返されていました。
「女性の働き方の当たり前を変えていく」会社になる
DSC00131.jpeg 2.43 MB トークセッションの後は、
「私を生きる仲間と夢を語ろう」をテーマに、ICORE受講生同士でのトークタイム が設けられました。ここでは、開場時の受付で渡された名札の裏に描かれた色ごとにテーブルを移動し、期を超えた受講生同士の語り合いの場が用意されていました。このようにリアルの場で席をシャッフルすることで新たな交流が生まれ、その後のオンラインコミュニティ上でより多様なつながりが生まれることもリアルイベントの大きな効果です。
特に、今回はICOREの開講3周年となるイベントであり、1期から9期までの受講生が一堂に会するもの。互いの「自分らしさ」を活かした一人ひとりが多彩な才能を発揮し夢へと挑むなか、受講生は互いの夢を分かち合い背中を押し合える絆が育まれます。
ただスクールとして学びの場を提供するのではなく、受講生が自分らしいキャリア形成へのチャレンジを続け、継続的に学び合い、応援し合う場としてコミュニティがある 。これこそ、ICOREが「あなたにしかできない仕事をつくるオンラインキャリアスクール」として受講生から絶大な信頼を得ている理由でもあります。
DSC00221.jpeg 3.79 MB 最後の挨拶では、美玖さんと大嗣さんから改めて3周年を迎えたことへの謝辞とこれまでの歩み、今後への展望が語られました。
「今後、
ICOREは『女性の働き方の当たり前を変えていく』会社になりたい と考えています。僕自身、美玖と結婚して会社を一緒に立ち上げて思うことが、女性に生まれたという、ただそれだけの理由で自分自身のキャリアや幸せを諦めざるを得なくなってしまったり、二の次であって然るべきという状況が生まれているのは大きな社会課題だと感じています。同時に、出産やライフステージの変化と向き合いながらも、自分の人生を築き、幸せを目指してチャレンジしているすべての女性を、僕は深く尊敬しています。
そのようななかで、
ICOREは『あなたにしかできない仕事をつくるオンラインキャリアスクール』として自分たちのすべきことをしながらも、より社会に対してサービスを届けることができるよりよい場所にしていきたい と考えています。そのため、現在本カリキュラムの大改修をしていて、2025年から本格的に動き出していく予定です。場づくりとしても、
今後オシロとも協力しながらICOREリンクスサロンをより良い場所にしていきます 。
ICOREが描く未来像は、女性の働き方の当たり前を変えて、もっと自分の仕事やキャリアと人生を両立しながら、一人ひとりの女性が幸せになれるものです。そして、そんな方々をどんどん増やしていくことで、社会に幸せを届けていけるような人を増やしていきたいと考えています。そんな未来になるよう、今後もICOREの皆さんと一緒に歩んでいきたいと思っています」(大嗣さん)
「今日、受講生の皆さんとお話させていただき、ICOREは本当に素敵な受講生に恵まれて今があるということを再認識しました。同時に、受講生の皆さんがいるからこそ、改めてICOREにできることがたくさんあるとも思いました。私たちは今後、
ICOREで日本の女性の生き方や働き方を変えていきたい と考えています。今日はもっと大きなことへとチャレンジしていきたいと覚悟を決められた1日でもありました。
目の前の人を大切に、少しずつ価値を広げていきたいという想いは変わりませんが、4年目以降は『日本を変えていく未来』を見据えた取り組みを進めていきたい と思っています。ぜひ皆さんと人生を応援し合いながらたくさん挑戦し、たくさん失敗し、最後には皆さんと笑い合える。そんな仲間になりたいです。これからもよろしくお願いします」(美玖さん)
関連記事: 女性向けオンラインキャリアスクール「ICORE」がコミュニティによって創出する「学び合い、共創できる唯一無二の場所」
ICORE 安藤美玖さんと大嗣さんが夫婦で共同代表を務め、「あなたらしさを活かして本当にやりたいことを実現する場所」を掲げ2021年に開講した女性向けオンラインキャリアスクール。3ヶ月間12ステップで、唯一無二のあなたらしさや価値を知る自己理解、人や社会に求められる形にするサービス構築、世の中へ広げていく集客設計を学べる実践的なカリキュラムを提供。体系的に学び実践することで、誰にでもできる仕事ではなく、あなたにしかできない心がよろこぶ仕事を実現することができる。また、カリキュラム終了後も仲間と共に成長できる受講生限定コミュニティ「ICOREリンクスサロン」を運営し、各分野のプロ講師による専門講義、講師へ直接質問ができる相談会、ゲストを招いた特別イベントなど、講座終了後も安心のサポート体制・仲間と共に学び高め合える環境を提供している。https://icore-inc.jp/